従来の矯正装置と同様、マウスピース矯正も治療中のケアが大切です。
矯正治療で大事なことは、治療期間が長く歯磨きなどの手入れがしにくい状態が続きますので普段以上の心がけをお願いします。
一般的に、洗浄する際は外側、内側ともに力を入れすぎず、弱い力でゆっくり磨き、磨き終わったら十分にすすぎます。
内側では歯並びが悪い所にあたる個所が特に汚れが付着しやすく、歯ブラシなどで磨いても汚れの落ちにくい状態なのですが強く磨きすぎたりすると変形や破損につながります。
食事の時や、飲み物を飲む時にはマウスピースを外しましょう。
食べるときに歯にかかる重さは、その人と同じくらいの力が加わります。体重５０ｋｇの人は歯に約５０ｋｇの荷重が加わると言われていますので、その力がアライナーに加わると穴があいたり破損につながります。
水を飲む場合には、特に外す必要はありません。ただし、装着したまま糖分のある清涼・飲料水（コーラ等）を飲むと虫歯リスクが発生する場合があります。
マウスピース型の矯正装置は装着したまま糖分のある清涼・飲料水（コーラ等）を飲み、そのまま放置すると虫歯になるリスクがブラケット型の矯正装置に比べ高いので、ついやってしまいそうですが気をつけましょう。
熱い飲み物にマウスピースが触れると、変形してしまう可能性があります。
変形といっても、見た目が全く変わってしまうような変形はないですが、歯を動かすための弾性力が低下したり無くなってしまいますのでくれぐれも注意が必要です。
ワインやコーヒーなど色素が強いものは着色してしまう恐れがあります。
変形や紛失等がありましたら担当医になるべく早く連絡しましょう。
